妊娠中に帯状疱疹が出たときの状況
・どんな症状が出たか【観覧注意!患部の写真あります】
背中の左側が痛痒かったので、はじめはTシャツの裏地が当たって蕁麻疹が出たのかな?と思っていました。そのまま就寝し、夜中にかゆみで目が覚めてしまったので夫に背中を見てもらうと、いくつかポツポツと赤い発疹がありました。
帯状疱疹かもしれないと思ってからは、まだ水ぼうそうにかかっていない下の子が患部に触れないよう注意しました。お風呂は一緒に入らず、私はいちばん最後に入り、簡単に掃除をしてから出るようにしています。
念のため発疹の部分にはガーゼを当てて、下着やバスタオルも家族と別々に洗っています。

・発症のタイミング
妊娠19週3日、切迫で自宅安静中(お仕事をお休みして2ヶ月ちょっと)でした。妊娠中ということもあり、就寝後にトイレに3~4回ほど行っているので毎日寝不足です。日中は午前だけでも8回は行っています。これが今いちばんのストレスです。
皮膚科での診断と治療内容
私は発症してから5日目に皮膚科に受診しました。夫が仕事をお休みして送迎と付き添いをしてくれました。
受付の際に、帯状疱疹かもしれないということを伝えました。その後隔離室に通され、帯状疱疹の検査をするために先生が発疹が出ている部分を何度も引っ掻いていました。数分後に検査結果を持ってきてくださり、帯状疱疹の検査で陽性が出てます。と言われました。
私が受信した病院は、小児科と皮膚科が一緒になっているところだったので、子供にウイルスが移ると大変だからということで、一度車にもどり産婦人科の方に「バルトレックス:1日3回 2錠ずつ、5日分処方」が可能かどうかの確認をとりましょう!ということになりました。
すぐ車に戻り産婦人科に電話をして状況を説明し、先生への確認をお願いしました。30分ほどしてから折り返しの電話があり、「皮膚科の先生の指示通りに治療してください」と言われました。
そして皮膚科の受付に連絡をして、私は車で待機し、夫にお会計や処方箋を貰ってきてもらいました。私の場合は、バラシクロビル錠500㎎(バルトレックスのジェネリック)を処方されました。
妊娠中に帯状疱疹になった方へ伝えたいこと
・早めに受診する大切さ
抗ヘルペスウイルス薬は、発病早期に服用を開始するほど、治療効果が期待できるそうです。帯状疱疹の特徴的な症状を自覚したら、できる限り早く受診しましょう。
ウイルスの増殖を抑えることで➡️急性期症状を早期に改善:合併症のリスクを軽減、後遺症である帯状疱疹後神経痛のリスクを軽減
・医師に相談すること
皮膚科に受診する際に、母子手帳・お薬手帳・産婦人科の診察券・マイナンバーカードを持っていき、症状が出た日にちと何日経過したか、発症したときの写真(スマホ)と現在妊娠何周目かわかるように準備しておきました。そのため、服用中のお薬や妊娠の経過などスムーズに伝えることができ、帯状疱疹の治療についても産婦人科にすぐ確認することができました。
・不安なときに心を軽くする工夫
切迫流産で自宅安静中の受診だったため、車の運転や一人で行動することが不安でした。幸い、夫がお仕事を調整して付き添ってくれたので本当に助かりました。
診察の順番が近づくまでは車で待機する時間もあり、さらに産婦人科との確認も必要だったため、朝8時半過ぎに受付をしてから、すべて終わりお薬を受け取ったのが11時半を過ぎていました。想像以上に時間がかかり、一人ではとても心細かったと思います。
今回のことで、「受診はできるだけ家族に付き添ってもらった方が安心」と実感しました。同じように不安に感じている方も、遠慮せずサポートをお願いしていいと思います。無理をせず、安心できる環境で受診することが何より大切だと感じました。
帯状疱疹は人によって症状や経過が異なります。必ず医師の診断を受けて、指示に従って治療を進めて下さい。
私の体験が、同じように妊娠中や安静中に帯状疱疹を経験された方の不安を少しでも軽くし、「自分だけじゃない」と思えるきっかけになれば嬉しいです。

